口腔がんになりやすい人
〒370-0823群馬県高崎市中紺屋町16番地
タバコを吸う人は、吸わない人の約7倍も口腔がんになる危険が高いといわれています。
葉巻やパイプ喫煙も口腔がんの発生の危険率を高めます。
飲酒の習慣のない人に比べ、飲酒する人の危険率は約6倍といわれています。
アルコール濃度の高い、いわゆる「強いお酒」が、口腔がんの危険率を増します。
飲酒による口腔がんの危険性では、特に口腔底がんとの関係が指摘されています。
さらには、「たばこ」と「お酒」の両方の習慣は、吸わない、飲まない人の36倍にもなります。
虫歯でかけた歯、差し歯や入れ歯が合わずにこすれるなどの刺激が、口腔がんの危険率を上げる要因になることが指摘されています。
とくに舌がんで、歯や差し歯による刺激が関係するといわれています。
歯を丁寧に磨かなかったり、いればのお手入れを怠ると、お口の中が汚れて口内炎によるただれ、びらんが起こり やすくなります。そのため、リスクが高くなってしまいます。
貧血、とくに鉄欠乏製貧血の人では、口の粘膜が萎縮しやすく、口腔がんのリスクが高くなります。
また、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンCなどの欠乏も同様にリスクを高めるといわれています。
口腔がんになった人の約10%に、他の部分にがんがあったり、がんができる可能性があります。
逆にいえば、今までにがんになったことがある人は、口腔がんになる危険性が高いといえます。
口腔がんではとくに、食道や胃などの消化管のがんが同時にできていたり、発生しやすいことが知られています。